冬に外遊びしても風邪をひかない?子どもを外遊びさせるメリット

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秋~冬にかけてお母さんたちから多い質問の一つに

「うちの子、外遊びが大好きなんですが、寒くなってきたので、室内で遊ばせた方がいいですか?」

というものがあります。

そうですよね。

風がピューピュー吹く寒い中でも、子どもは平気で遊んでいたりしますよね。

一緒に外にいる親御さんの方が、寒くて先にギブアップしてしまう…なんてことも(^^;

ほっぺたを真っ赤にしながらも、楽しそうにしている我が子。

そんな様子を見ていると、思わず

「寒い屋外にいると風邪をひいちゃうんじゃないかな?」

って、思っちゃいますよね。

最近は、屋内にボールプールや、ジャングルジムみたいに登れる遊具など、屋内でも子どもが思いっきり体を動かして遊べる施設もあっったりするので、

「屋内のほうが暖かいし風もないから、屋外より屋内で遊ばせたほうが、きっと子どもも風邪をひきにくいでしょ♪」

そう思ってしまいますよね。

果たして、本当にそうなんでしょうか。

ということで今回は、秋冬、子どもは屋外と屋内、どっちで遊ぶ方が風邪をひきやすいのか。

そして、子どもを外遊びさせるメリットについてお話していきますね。

秋冬、子どもは屋外と屋内、どっちで遊ぶ方が風邪をひきやすい

「外は寒いし、風もあるから、室内・屋内より風邪をひきやすいですよね?」

お母さん達からよくある質問ですが、実はこれ、逆なんです!

室内の方が、風邪をもらうリスクが高いんです。

その理由をお話していきますね。

まず、一般的にいう風邪の多くは、飛沫感染という方法でうつっていきます。

飛沫感染とは、簡単に言うと、”咳やくしゃみで病気のもと(ウイルスや菌)が飛んできて、それを吸い込むとうつる”というものです。

近くにいる人が咳やくしゃみをして、そこからうつってしまうというのは、なんとなく想像できるんじゃないでしょうか。

さらに、室内だと外と違って風もないので、咳やくしゃみで飛んだウイルスや菌が、直接飛んでくるということもあります。

ウイルスや菌の種類によっては、1日以上生きているものもあるので、人にうつる危険性のある時間も長くなります。

想像してみてください。

休日のショッピングモールのフードコート。

たくさんの人がいて、座席の間隔も狭く、十分な換気はされていない。

そんな中、マスクをつけずに咳やくしゃみを連発している人が…。

私としては、正直、その人が立ち去っても、その近くには行きたくないというのが本音ですが、皆さんはいかがでしょうか?

また、室内遊びの施設だと、隣で遊んでいる見知らぬ子どもが咳やくしゃみをしているなど、これに近い状況を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

屋内は、屋外に比べ、周りの人の咳やくしゃみが飛んできて、それを吸い込んでしまう可能性が高いです。

また、咳やくしゃみを拭った・覆った手であちこち触っているので、屋内は接触感染をしてしまう可能性も高くなります。

それらのことから、秋冬、子どもは屋外よりも、屋内で遊ぶほうが風邪をひきやすい・もらいやすいということになります。

補足ですが、室内遊びの施設がダメというわけではありません。

屋内と屋外、どっちが風邪をひきやすい・もらいやすいかというところで見ると、屋内のほうがもらいやすいということです。

屋内で遊ぶ場合、咳をしている人の近くには行かない、マスクをする、手洗いをするなど、風邪をひかないための予防・対策をしていれば、思いっきり屋内の施設で遊ぶのもありですからね♪

子どもを外遊びさせるメリット

子どもを外遊びさせるメリットとしては、室内の方が風邪をもらうリスクが高い。

逆に言えば、屋外の方が風邪をもらうリスクが低いということです。

その理由について、少しお話しますね。

■風(空気の流れ)

先程もお伝えしましたが、室内だと風がないので、咳やくしゃみで飛び散ったウイルスや菌が直接届いてしまうことがあります。
しかし、屋外の場合、風があるとそのウイルスや菌が直接飛んでくるということが少なくなります。
そのため、ある程度風のある屋外の方が、病気をもらうリスクが低いというわけですね。

■紫外線

紫外線というと「お肌の大敵!」みたいに思いますが、実は紫外線には殺菌効果があるんです
でも、”紫外線を浴びたからすぐ殺菌完了!”というわけではなく、徐々に効果がでてくるという感じです。
屋外にもいろんなウイルスや菌がいますが、紫外線によって数が減っていたり弱っていたりするため、病気をもらうリスクが少なくなります。

子どもを外遊びさせるメリットを色々とお話してきましたが、ただし、なんの対策もせずに子どもを外遊びをさせるのはNGです。

屋外でも、風邪をもらってしまう・ひいてしまうというリスクはゼロではありません。

外に出る時は、上着や防寒グッズで暖かい格好をしたり、マスクをするなどの感染対策をするようにしましょう。

ただし、寒いからといって、モコモコに着込ませてしまうと、運動・遊んだ時に子どもはすぐに汗をかいてしまいます。

しばらくすると汗が冷え、今度は、その冷えた汗が子どもの体温を奪っていきます。

すると、免疫力が低下し、風邪をひいてしまうということになりかねません。

子どもが汗をかいたときは、しっかりと拭いてあげたり、あまり着込ませないよう、服装を調節してあげたりしてください。

また、外から帰ってきたらうがいや手洗いをしっかり行うようにしてください。

うがいのできない小さいお子さんの場合は、水分を摂らせてあげることで、喉についたウイルスや菌を少なくすることができます。

胃腸炎以外の大抵のウイルスや菌は、胃の中に入っても胃酸で殺菌されるので、飲み込んでも大丈夫ですからね。

寒い季節に子どもを外遊びさせると、風邪をもらうリスクは低いですが、何の対策もしないと風邪をひくリスクは高まります。

防寒対策や風邪の予防等はしっかりと行うようにしましょう。

まとめ

昔から、”子どもは風の子”ってよく言いますよね。

うちはおじいちゃんがよく言っていて、春夏秋冬季節を問わず、外に強引に連れ出されてました(^^;

もちろん、屋内施設にも、そこでしかできない遊び・体験などのメリットもあります。

また逆に、外遊びでしかできない体験も色々あります。

屋内でも屋外でも、お子さんに色々な体験をさせてあげて、この先の人生を豊かなものにしてあげてください。

今回は、”風邪をもらうリスク”という点から、子どもの外遊びをオススメさせていただきました。

「風邪をひいてしまいそうだから、寒い季節は外で遊ばない」

ではなく、

「風邪をもらわないように、寒い季節は外で遊ぶ」

と思ってもらえればと思います。

ただし、病み上がりなど、自宅で安静にしたほうがいい場合もあるので、気になった時は受診の際に相談してくださいね。

この記事を書いた人

しいの木こどもクリニックスタッフ
しいの木こどもクリニックスタッフ
看護師&医療事務。 医療従事者、医療の現場で働いているからこそお伝えできる情報があります。 少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。 (記事は全て医師の確認後アップしています)