子どもは咳が出やすい!?咳が出る理由・咳の役割とは?

参考になりましたら下のボタンで周りの方に情報をシェアしてあげて下さい

季節が冬に変わり、最近は空気も冷たくなりましたね。

季節の変わり目だけではなく、特に寒い冬は、体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか?

かくいう私もその一人です。

最終的には声が出なくなるという、大変不便な状況になってしまいました(^^;

私の場合、症状はひどかったのですが、風邪になったのは久しぶりでした。

大人の場合、そんなに頻繁に風邪をひくことってありませんよね。

しかし、子どもの場合、やっと風邪が治ったと思ったらまた風邪をひくというように、頻繁に風邪をひきがちです。

中には、

『熱は出ないけど、咳だけが出ている』

ということや、

『熱はすぐ下がったのに、咳がよくならない(出ている)』

ということもありますよね。

咳き込んで吐いてしまったり、咳が長引いてしまったりすると、お母さんたちも心配になってしまいますよね。

ということで今回は、子どもの咳が出やすい理由について。

そして、咳が出る理由や、咳の役割についてお伝えしていきます。

子どもの咳が出やすい理由って?

子どもの咳が出やすい理由ですが、大人よりも喉や気管支が細いことです。

喉や気管支の元々の太さが細いので、少し痰(たん)などの分泌物が出ただけでも咳き込んでしまいます。

また、細くなった部分を息が通るので、ゼーゼーしたり、ヒューヒューという呼吸音が聞こえることもあります。

他にも、以前、当ブログでお伝えしたこともありますが、夜になると自律神経(副交感神経)の働きによって気管が狭くなったり、過敏になるので咳が出やすくなることもあります。

ちなみに、気管支が一番狭くなりやすい時間帯は、3時~5時頃の早朝・明け方と言われています。

そのため、

「咳しながらも寝れたと思ったら、咳き込んで起きちゃって…」

と言われるお母さんもおみえになります。

他には、特に0歳~1歳代の子どもの場合、気管支などが過敏なことが多く、ちょっとしたことでも咳が出たり、ゼーゼーしやすかったりします。

過敏なので、風邪がよくなっても少しの間は咳が続くこともあります。

「うちの子、よく咳やゼーゼーが出るんですが、喘息(ぜんそく)とかなんでしょうか?」

と聞かれることもありますが、0歳~1歳代のお子さんの場合は、年齢的に過敏なだけの場合もあるので、そんなに心配し過ぎなくても大丈夫です。

ただし、2歳・3歳を過ぎても、”よく咳が出る”、”よくゼーゼーしている”という場合は、喘息の可能性もあるので、かかりつけの病院やクリニックを受診してください。

咳やゼーゼーの頻度、診察した情報などの積み重ねが正しい診断につながっていきますので、それらの情報を一つにまとめるためにも、かかりつけの病院やクリニックを決めておくことが大切です。

咳が出る理由や咳の役割

咳が出る理由や咳の役割は、喉の粘膜についた異物(風邪の原因となるウイルスや菌、ホコリやハウスダスト、花粉など)を体の外へ出すことです。

また、喉だけでなく気管や気管支、肺といった呼吸器の中の痰を外へ出すという役割もあります。

風邪の原因となるウイルスや菌が喉の粘膜について増殖すると、そこで炎症を起こして、喉が赤くなったり、痛くなったりします。

さらに、ウイルスや菌が気管支や肺にまで落ちてしまうと、肺炎や気管支炎になるリスクが高くなってしまいます。

それを防ぐために、人間の体は咳をしたり、痰を出したりするのです。

咳をするということは、人間の体を守るための、とても重要な行為なのです。

「咳がひどくて、肺炎にならないか心配で…」

と言われることもありますが、咳のせいで肺炎になるわけではなく、咳や痰でウイルスや菌を外に出そうと頑張っても止めきれなかった場合に肺炎になってしまうこともあります。

また、まれに

「内科で『咳を止める薬』を出してもらったら楽になったので、子どもにも同じ薬を出してもらえませんか?」

とお母さんから言われることがあります。

『子どもが咳をしていて苦しそうだから、咳を止めて上げたい!』

というそのお気持ちはよ~くわかります。

確かに、脳の咳中枢という部分に作用して、咳が出るのを止めるというお薬はあります。

しかし、大人と違って、子どもはまだ免疫系統が未熟です。

大人であれば、咳を止めて多少のウイルスや菌が気管支や肺に落ちてしまっても、自分の免疫で対処することができますが、子どもはそうはいきません。

薬で無理に咳を止めてしまうと、一気に肺炎や気管支炎になるリスクが高くなってしまいます。

そういった理由から、小児科では『咳を止める薬』というのは処方しない事が多いんです。

しかし、内科がメインの病院やクリニックだと、処方されてしまう事もあります。

大人と子どもでは、同じ症状でも同じ薬を使っていいとは限りません。

小児科は、小児(子ども)のスペシャリストです。

子どものうちは、まず小児科の病院・クリニックを受診することをおすすめします。

まとめ

咳って、子どもだけではなく、大人でも普通に出ますし、とても身近な症状ですよね。

だからこそ、知らないこと・誤解していることも多いのではないでしょうか。

また、咳といっても風邪などの比較的軽いものから、乳児の”RSウイルス感染症”や、”喘息”などの長期的に診ていかないといけないものまで様々です。

“たかが咳”と思わずに、”咳がひどい”、”軽いけど咳が続いている”という場合には、かかりつけの病院やクリニックを受診してくださいね。

この記事を書いた人

しいの木こどもクリニックスタッフ
しいの木こどもクリニックスタッフ
看護師&医療事務。 医療従事者、医療の現場で働いているからこそお伝えできる情報があります。 少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。 (記事は全て医師の確認後アップしています)