インフルエンザにかかったら予防接種は打たなくていいの?

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今回、2018年~2019年にかけてのインフルエンザは、12月中旬頃から流行し、1月にはかなりの猛威をふるいました。

そのため、

「今回インフルかかったの早かった~」

「予防接種打つ前だったからか、久しぶりにインフルエンザにかかった」

と、今回はもうすでに、インフルエンザにかかったという方も結構多いのではないでしょうか?

そして、予防接種を予約していたけど、インフルエンザになってしまったという場合、

「これって、もうインフルエンザになってしまったから、予防接種って打たなくていいのかな?」

と、疑問に思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、”インフルエンザにかかったら予防接種は打たなくていいのかどうか”についてお話していきます。

インフルエンザにかかったら予防接種は打たなくていいの?

インフルエンザにかかったら、予防接種は打たなくていいのか。

それとも打ったほうがいいのか。

答えとしては”打ったほうがいい”です。

理由としては、今度は”違う型”のインフルエンザになる可能性があるからです。

インフルエンザの予防接種には、A型2つ、B型2つ、合計4つの予想される抗原が入っています。

そのため、インフルエンザの予防接種を打つことにより、違う型のインフルエンザにかかってしまっても、重症化を防ぐことが出来ます。

当院・しいの木こどもクリニックの院長先生は、

「インフルエンザには、A型は2コ、B型は1コ、”型”というのがあって、最悪、1シーズンに3回かかることもあります。そのため、インフルエンザにかかったからと言って、予防接種を打つのをやめるのではなく、その他の型のインフルエンザにかかって重症化しないためにも、備えで予防接種を打つことがベストです」

と言ってみえます。

また、インフルエンザの予防接種を打っていない患者さんに話を聞くと、多くの方が、

「インフルエンザの予防接種は年末までには打ったほうがいいらしい。1月や2月に打つのは遅いらしい」

と、どこで手に入れた情報かわからない情報に惑わされ、年末までに打てなかった患者さんは、あきらめモードに入っている方が多いです。

しかし、”今回は、12月中旬頃から流行し、1月にかなりの猛威をふるった”というだけで、インフルエンザの流行は、例年、2月~3月がピークで、5月のゴールデンウィークぐらいまでちらほらと患者さんがみえます。

インフルエンザの抗体がつくまでには、約2週間かかります。

今回、インフルエンザの予防接種を打つ前にインフルエンザにかかり、もう2度とあんなしんどい思いをしたくないという方は、ぜひ、インフルエンザの予防接種を打つことをおすすめします。

と、私がこれだけインフルエンザの予防接種をおすすめするのには理由があります。

それは、今回、私もインフルエンザにかかったからです(^^;

でも、予防接種をせずにかかったのではなく、12月に予防接種をしたのにもかかわらず、1月の流行に乗ってかかってしまいました。

(こんな流行に乗りたくなかった… >0< )

私はもともと喘息持ちなため、インフルエンザにかかったことにより発作も出てしまい、車に乗り込むにも息苦しくて、病院に行くことすら出来ず、ものすごく辛かったです。

「喘息持ちの人がインフルエンザにかかると、咳が酷くなることがあるので、重症化を防ぐためにも予防接種はしたほうがいいですよ」

と、普段、先生が患者さんに言っている言葉を思い出すと同時に、

「先生が特に喘息の子どもをもつ親御さんに、予防接種をすすめるのはこういうことだからなのね」

と、身をもって実感しました。

今回、クリニックの患者さんで、インフルエンザのA型にかかって、治ったと思ったら今度はB型になったという方がみえます。

また、昨年末にA型にかかった患者さんが、今年に入ってまたA型にかかったという、看護師の私達も驚きの出来事もありました。

その他にも、

「園(幼稚園・保育園)に行った日は数えるぐらいなんですけど、どうやらもらってきちゃったみたいで…」

と、嘆いている親御さんを見かけることもしばしばあります。

“インフルエンザの予防接種を打つつもりだったけど、もうかかっちゃったから今回は打たない”という考えはおすすめできません。

他の型のインフルエンザにかかる可能性もありますので、インフルエンザにかかっても、予防接種を打つことをおすすめします。

まとめ

インフルエンザの予防接種を打ったからといって、インフルエンザにかからない訳ではありません。

しかし、重症化を防ぐ・症状を軽くすることが出来ます。

ちなみにこの”重症化”ですが、親御さんとお話をすると、”ただ単に熱が高くなる”、”高熱が続く”という風に捉えられている方が多いように感じます。

しかしそうではなく、インフルエンザでの重症化は、”脳炎”や”脳症”という、生命の危機に関わる疾患になることを重症化と言います。

ここの部分は、しっかりと理解しておいてください。

現在は、予防接種について、皆さん、様々な考えをお持ちです。

そのため、私達は、絶対に打ってくださいと強制はしません。

それは、”わかってる・理解しているけど打たない”という親御さんもおみえだからです。

しかし、私達は、

「わからないから打たない。多分○○だと思うから打たない」

という、なんとなく・曖昧な判断基準で打たないというのを防ぎたいと思っています。

この記事や、その他のインフルエンザ関連の記事を読んでいただき、インフルエンザの予防接種について、一度家族皆で話し合っていただけたらと思います。

この記事を書いた人

しいの木こどもクリニックスタッフ
しいの木こどもクリニックスタッフ
看護師&医療事務。 医療従事者、医療の現場で働いているからこそお伝えできる情報があります。 少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。 (記事は全て医師の確認後アップしています)