子どものおねしょの原因は?どういう時には、病院に行ったほうがいいの?治療法って?

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子どものおねしょ。

たまにならまだしも、それが毎日となってくると、イライラもつのり、朝起きたと同時に ヽ(#`Д´)ノ コラー なんてことありませんか?

私自身、子どもの頃におねしょをしていたという記憶がうっすらあるんですが、我が子がおねしょをした時は、さも自分はおねしょをしたことがないような勢いで怒ってしまっていました( ̄  ̄;

 

子どもがおねしょをした時って、「一体、何が原因だったんだろう?」「どうしたらおねしょをしなくなるんだろう?」と色々と考えてしまいますよね。

子どもが成長するにしたがって、自然におねしょがなくなっていくことも多いのですが、親としては早くおねしょをしなくなって欲しいですよね。

ママ友との会話の中で「〇〇ちゃんはもうおねしょをしなくなったって言ってたのに、うちの子はまだ全然…」なーんて、モヤモヤすることもありますもんね…(´・ω・`)

 

そこで今回は、おねしょの原因といえば、「夜寝る前に水分を摂りすぎたから」というのが世間一般的には言われていますが、実は原因はそれだけではない、というお話や、どういう時には病院を受診した方がいいのか、病院での治療法についてお話していきますね。

今回お話する内容は、当院の院長先生の考え方や経験に基づいているので、他の病院や医師の考え方・治療法とは違う部分もありますのでご留意くださいm(_ _”m)

子どものおねしょの原因は?

「また今日もおねしょ…。布団にシーツともう洗濯が大変!どうにかして防ぐことは出来ないかしら…」

子育てをしていく中で、この悩みは誰しもが通る道なんじゃないでしょうか。

 

また、世間一般的には『夜寝る前に水分を摂りすぎたからおねしょをしてしまう』と言われて(思われて)いるため、『夜寝る前にはあまり水分をとらせていないのに、なんでおねしょが治らないのかしら…』と悩まれている親御さんも多いですよね。

 

でも!おねしょの原因は、寝る前の水分の量が多いことだけじゃないんです!

あ、もちろん、寝る前に摂った水分が多いことが原因なこともありますよ。

そういう子の場合は、寝る前に摂る水分を少なくすると、夜間に作られるおしっこの量が減り、おねしょが減る・なくなることが多いのですが、それだけでは治らない場合も多いですよね。

そういう場合は、実は、尿意(おしっこに行きたい感覚)が関係してくるんです。

 

ここで少し、尿意について説明しますね。

 

尿意には段階があって、第一尿意という「なんかトイレに行ったら出そうだけど、まだ行かなくていいかー」という我慢できる弱い尿意と、第二尿意という「あっ、やばい、トイレ!」という我慢できない強い尿意があります。

 

昼間、起きている時だと、第一尿意が来ても我慢ができるので漏らしてしまうことはほとんどないのですし、おねしょのない子は、寝ている時に第一尿意が来てもぼんやりと「まだおしっこをださなくても大丈夫」と膀胱の緊張をとることができるし、第二尿意が来る頃には朝になっているので、起きてトイレに行くので漏らしてしまうことはありません。

 

しかし、おねしょのある子どもは寝ている時にこの第一尿意が来た時におしっこをしてしまうので、漏らしてしまうんです。

 

当院の院長先生は、その理由について『眠りが深いからではないか』と話されています。

眠りが深いので、第一尿意が来た時に「まだ大丈夫」とぼんやりと無意識に膀胱の緊張をとることができず、反射的におしっこを出してしまうんです。

よく、おねしょの対策として、『夜間起こしてトイレに行かせる』という事をされている方も多いかと思いますが、そういう子たちって起こしてもなかなか起きないんですよね…(´Д`);;

そして、『夜間起こしてトイレに行かせる』という対策ですが、正直、あんまりオススメはしません。

 

夜、寝ている間には、尿を濃くして尿量を減らす役割を持つ”抗利尿ホルモン”が多く分泌されるのですが、起こしてしまうのそのホルモンの分泌が少なくなってしまったりします。

また、たとえば12時に起こしてトイレに行ったとしても、また朝起きるまでの数時間で作られた尿でおねしょをしてしまう事もあります。

 

院長先生も、『良いか悪いか、じゃなくて、あんまり意味がないかなぁ』とお話されていました。

先生の感覚的には、寝る前の水分摂取が多いことが原因でおねしょをするタイプの子よりも、第一尿意でおしっこをしてしまうことが原因でおねしょをしてしまうタイプの子の方が多いみたいです。

なので、「寝る前の水分を減らしてもおねしょが治らない…。隠れて飲んでるんじゃないの!?」と怒ったりしないでくださいね。

 

第一尿意でおしっこを出してしまうタイプの子たちには、本人の意識付けが必要と言われています。

成長するとおねしょがなくなると言われるのは、「おねしょしたらヤダな」「もう小学生だからおねしょするなんて恥ずかしい」など、本人が意識するようになったりするので、第一尿意がくると、夜間の眠りが少し浅くなって無意識に膀胱の緊張をとることができるようになるからだと言われています。

他にも「おねしょしなかったらご褒美カードにシールが貼れる」など、ご褒美作戦もいいかもしれませんね。

 

兄弟姉妹がいると「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の時はこうやったらおねしょがなくなった」など、自宅でできることを試してもらっても大丈夫です。

でも、「色々やってみたけど、全然よくならない…」と、困ってしまうようなら一度病院に相談してみるというのも一つの手ですよ。

どういう時には病院に行った方がいいの?

先ほども少しお伝えしましたが、家で色々と試してみたけれどおねしょが治らない、困った、という時は受診して相談してみてください。色々やってみても上手くいかないと、親はもちろん本人もしんどいですよね。

 

また、小学生以上でもおねしょが続いている時は、受診してもらった方がいいですね。

おねしょは、ものすごく重要なことでもないし、命に直結するようなことではないですよね。

…洗濯は大変になってしまいますけど(;^_^)

 

しかし、ごくごくまれにですが、病気が隠されている場合もあります。

 

例えば、抗利尿ホルモンが少なくなってしまい、おしっこが必要以上に作られてしまう「尿崩症」という病気でおねしょが続いてしまうという事もあります。

なので、心配・気になるという時には受診して相談することをお勧めします。

 

ここで、少し我が家のエピソードをお話します。

夜尿は「そのうち治る」とよく言われていますので、何もしないご家庭もあるかと思います。

現に私の家もそうでした。

 

うちの場合、息子は幼稚園~小学5年生頃までおねしょをしていました。

幼稚園の頃はほぼ毎日で、小学生になってもしていました。

もちろん、寝る前にしっかりトイレへ行かせていてです。

だからといって夜中に声をかけて(起こして)、トイレに行かせるということはしませんでした。

でも、おねしょをするたび

「またか~!雨だから布団干せないよ!」

と、毎日のように怒ってましたね(^^;

 

そして、親として心配だったのが『山の学習』『修学旅行』といった外での宿泊です。

本人も少し緊張というか気が張っていたようで、いずれも大丈夫だったのがせめてもの救いです(´・`;

息子の時は、”夜尿症”というものを知らなかったということもあり、おねしょで病院にかかるという発想は全くありませんでした。

そのため、息子に対しては結構きつくあたってしまっていたと思います ヾ(_ _。)ハンセイ…

 

娘の場合、ちょっと特殊といいますか、小学校4年生から時々おねしょをするようになりました。

小さい頃は全くといっていいほどなかったので、正直ちょっとびっくりしましたね。

とはいっても、毎日とかではなく、部活とかで疲れてしまったときに極稀にといった感じです。

あと、小学校4年生からということで、幼稚園児や小学1年生とは違い、量が半端ない( ̄□ ̄;

ある日、二段ベッドの上で娘が寝てたんですが、二段ベッドの下にいた息子が

「なんか上から滴が垂れてくるけど、上の人(妹)、何かこぼした?」

と。

私は、『またペットボトルのお茶やらを(娘は)上に持ってったな~』と思い、娘が寝ている二段ベッドの上を見てみることに。

しかし、そこにはペットボトル等の姿はなく、『ん?一体なんなんだろう?』と不思議に思い、布団をめくってまぁびっくり!

娘を叩き起こすと同時に滴をすぐ拭き、布団を剥ぎ取り娘に

「今すぐ風呂へ行け~~~~~!」

と。

息子には

「どこか(下の)布団、濡れてない?」

と確認し、まぁこの時の母(私)の行動は、尋常じゃないぐらい素早かったですね。

時間が時間だっただけに、残骸(布団)は次の朝まで放置。

シーツなどは剥ぎ取り洗濯機へ投げ込みました。(よく朝、速攻で回しました)

 

娘の時は、大きくなってからということでびっくりしましたね。

しかし、部活とかで疲れてしまったときとか、どの時にしてしまう可能性があるということがわかっていたので、対処も楽でした。

(最初はめちゃ大変でしたけど… (--; )

 

今思うと、私の息子は夜尿症だったと感じます。

なんとか自分でコントロールできるようになってくれたので病院にかからずに終わりましたが、私が”夜尿症”についての知識があれば、息子のおねしょで困ることからもう少し早く開放されていたかも知れません。

親として知識がなく、申し訳なかったと思います。

 

後から「しまった!」と思わなくていいように、やっぱり気になったら受診しておくといいですね。

おねしょ(夜尿症)の治療って、どういう事をするの?

『おねしょが気になった時には一度受診してください』とお伝えしましたが…。

通常のWEBでの予約で受診してもらっても、すぐにおねしょの治療・対策ができるわけじゃないんです><

まず、夜間のおしっこの量の計測や、朝起きた時のおしっこの検査などを3回やって、その結果が出てからじゃないとしっかりとお話ができないんです…。

なので、おねしょ(夜尿症)の事で相談したいと思った場合には、電話、もしくは来院時に診察の予約を取らせていただくので、その診察の日までの間におしっこの量の計測や、おしっこの検体を持ってきてもらうことになります。

予約は電話でも取れますが、おしっこ検査のセットをお渡しするので、一度来院してもらう必要がありますので、そちらはご了承ください(*- -)(*_ _)

 

その検査の結果から、夜尿症のタイプを判断していきます。

おしっこの量が多くておねしょをしてしまうタイプなら水分を制限する。

薄いおしっこがたくさん出るタイプなら、抗利尿ホルモンを増やすお薬を使う。

夜間のおしっこが少ないのにおねしょをしてしまうタイプ(第一尿意で出てしまうタイプ)なら、どうやったら本人が意識できて、眠りが深くなりすぎないかを一緒に考えたり、他の子はどうやっているのかアドバイスをしたり。

などなど、夜尿症のタイプによって、できることが違うので、検査してからでないとその子に合ったお話ができないんです。

 

また、夜尿の記録ノートをお渡しするので、その後も夜間のおしっこの量などを記録してもらい、定期的に受診してもらってその記録を確認しながら、コントロールの仕方を先生からお話させていただきます。

1回受診しただけで治るものではないので、ちょっとそこは面倒かもしれませんが、そうやって「病院に受診している」という事で、本人も意識するようになっておねしょが減っていったという子もいました。

 

他にも、『アラーム療法』という、おねしょをしたらブザーが鳴る機械を使う治療法もあります。

 

おねしょ(夜尿症)は、時間がたてば治ることも多いですが、治るまでの近道があるとしたら、受診して相談することだと思います。

まとめ

え~、息子や娘の話をしたので、一応私の話もしておきますと、私も小さい頃はおねしょをよくしていました。

娘と同じで、やっぱり疲れてしまっている時に多かったように思います。

そして、『夢でトイレに行く』『トイレで用をたす夢』を見た時が1番危なかったですね。

トイレではなく、川とか海とかの水関係の時も危なかったです。

 

私の夢の中のトイレは、中に入ると水浸しだったり、突然大きなお風呂場みたいなところだったりと、事前に警告(?)してくれています。

そして、その(夢の中の)トイレでは、用を足してもすっきりせず、何回かトイレへ行き、そこで『!! これは違う!』と、跳ね起きます。

でも、疲れている時は跳ね起きることが出来ずに…( ̄  ̄;

 

このように、『自分も子どもの頃はそうだったから』と思うと、子どもがおねしょをしても叱らない…というか、叱りにくくなります。

また、親の気持ちに余裕があれば叱ることはありません。

雨だから、冬だから布団が乾かないから、替えの布団がないからなど、余裕がないからつい叱ってしまいます。

まさに私がそうでしたから(^^;

 

まずは、『自分も子どもの頃はそうだったから』と思い、広く大きな心で子どもと接すること。

また、布団問題については、“防水シーツ”を活用するなどすると、そんなに腹も立たなくなると思います。

 

おねしょ・夜尿症については、クリニックなどの医療機関を受診するタイミングも難しいかと思います。

そんな、どの時点で受診・相談したらよいか迷った時は、その時点で1度かかりつけ医を受診されるといいと思います。

モヤモヤしながら日々を過ごすのではなく、パッと1度相談してしまう。

心配しながら日常を送るのは、親だけではなく、その親の表情を見ている子どもにもあまり良くありませんからね。